スポーツと姿勢

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気が付けば、3月以降、コラムを書いていなかったという事実。
サボり過ぎですね、申し訳ございません。

さて、今回は「スポーツと姿勢」という事で書いていこうと思います。

結論から書いてしまうと、姿勢とスポーツのパフォーマンスはめちゃくちゃ関連しています。この間お会いした他の地域の姿勢療法の先生のところでは体が思うように動かせるようになると評判らしく「クライマーさんが紹介で続々来ていて、今クライミング界と姿勢が熱いんです!」とおっしゃっていました。うちはたいして説明もしていないので差が歴然。赤面せざるを得ませんでしたが・・・。

さて、ざっとクライミングへの影響だけでいっても、体の回旋動作(ひねる動作)、重心移動のしやすさ、股関節の可動域、肩の可動域etc.という感じで、良い姿勢の方と悪い姿勢の方ではものすごくパフォーマンスに差があります。最近チラホラ聞く肩が痛いとか腰が痛いとかいうお客様もかなりの確率で姿勢の問題だろうと思っています。(押し売りっぽいので言わないようにしているんですけれど、心の中で叫んでおります。)

もう少しわかりやすい例だと、先日受けてきた大学の講義もちょうどスポーツ姿勢科学で「走る」ことを勉強してきたのですが、タイムを計る競技では明らかな違いが出てきます。

岩手の先生の研究報告では、高校生の400mリレーの選手4名のうち、3名姿勢調整を行ったら、距離にして10m近いのタイムの改善が見られたなんてのも読んだ覚えが・・・。 (論文が手元にないので、間違っていたらごめんなさい。)

さらに、投げる、蹴るなんて動作でもやっぱり関連性が高いのです。
そして、姿勢が悪い方に限って痛みや故障につながってしまいます。

どうしてそんな結果に結びつくのか細かくご説明することはできるのですが、詳しいことが知りたい方は毎月開催している姿勢療法の説明会へご参加ください。ジムの方では7月16日(火)、8月19日(月)に開催予定の他、人数が5名以上いるようでしたらお伺いして姿勢講座を開くことも可能です。部活動やスポーツ少年団の保護者様向けなど、ご希望あればとりあえず野村までご相談いただければと思います。

なお、お陰様で大学の授業も無事6月で終了し、あとは試験と研究論文の作成でめでたく修了の予定です。皆様、ジムがちょこちょこ土日に臨時休業となっておりましたが、今後は少し減ると思います。ご迷惑をお掛け致しておりましたが、その間、他のジムに走らず当店をご利用いただきまして、どうもありがとうございます。どうぞ今後ともよろしくお願い致します。