怪我と関節の話 その2

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こんにちは。店長の野村です。

今回は怪我と関節の話の二回目。怪我の結果、関節の動きが悪くなった続きの話になります。

 

ちょっとおさらいがてらと言うか、補足も含めて書き始めようと思いますが、店長の場合、足首の怪我をして関節(骨)の位置がずれ、関節の可動範囲がおかしくなりました。その結果、ギプスが外れた後も色々と不便が生じていたのですが、こうなってくると当然、歩行やらなんやら日常生活にも影響が大きく、結構長い事ストレスを感じる生活が続いていたわけです。

で、このストレス、気持ちの面だけでなく、実は体の別の場所にも本人が気が付かない内にストレスをかけており、その結果、姿勢がおかしくなっていきました。

簡単に姿勢がどうして変化したかを説明すると、まず、動かない部分をカバーするために、健康な他の場所でその部分のカバーする様になり、そこに負担がかかります。そうすることで今度は前後や左右の筋力バランスも崩れてまうため、肩の高さや体にねじれが出るなど、姿勢もおかしくなっていきます。分かりやすい例だと、視覚情報は人間にとってとても重要ですが、たとえば肩の高さが変わるという事は頭も斜めになるはずですよね。だから見えている世界も斜めになるはず。でもそうならないのは、頭が逆に傾いて視線は地面に平行になるように勝手に調整しているからなんです。なので、もし何らかの原因で肩の高さが変わった状態で生活していると、頭も傾いた状態に変化してしまいます。

そして他の場所でカバーしたまま生活を続けていくと、今度は怪我した箇所も「使えない」ではなく「使わない」状態に慣れてしまい、結果本来の可動範囲でない足首が普通の状態になってしまいます。(関節とその周りの軟部組織の拘縮と言われる状態)

そんな訳で、本人も気が付かないうちに、

足首が曲がらない → ほかの場所でカバ― → 姿勢の歪み → 足首が曲がらない状態&姿勢の歪みが恒常化

という事になり、姿勢がおかしくなってしまいました。

 

さて、急に姿勢の話が出てきましたが、店長は一昨年に姿勢調整師なる資格を取得しまして、現在も大阪観光大学の姿勢科学ディプロマコースの上級課程というのに在籍して勉強を続けております。もともと腰痛持ちでして、毎年のようにぎっくり腰になっておりましたが、KCSセンターの湯川先生をご紹介いただいて話を聞いたところ、腰痛の原因が自分の姿勢にあるという説明が、長年の悩みを理解するうえで腑に落ちまして、そんな訳で自分でも勉強してみたいと思って現在に至っております。

そして先程の話の続きになりますが、店長の場合、怪我の積み重ねや生活の習慣で姿勢は悪化していって、ちょっと油断すると腰痛になる、腰痛が持病のような状態になっておりました。おかげさまで、現在は姿勢も改善して、腰痛に悩ませれることも無くなりました。

さて、前のコラムでも書きましたが、足首の可動域に関しては整骨院に長い事通って改善はされましたが、改善した後の姿勢はどうなるでしょう?

 

そして、そろそろ長くなってきたので、この続きはまた次回という事で。

次回もどうぞお楽しみに。

 

追伸:姿勢療法の無料説明会は毎月開催しておりますので、ご興味あれば店長の野村までご連絡ください。