タンパク質、プロテイン、アミノ酸 その2

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こんにちは。店長の野村です。

本日は前回の続きということで、アミノ酸をもう少し深く掘り下げるのと、飲むタイミングについて書こうと思います。

前回は

  • タンパク質=プロテイン
  • タンパク質はアミノ酸の集合体、つまりタンパク質が分解されたものがアミノ酸
  • 人間が必要とするアミノ酸は20種類、そのうちの9種類は必須アミノ酸

というような内容だったのですが、今日はまずアミノ酸から書いていきますね。

必須アミノ酸はトリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの9種類。このうちバリン、ロイシン、イソロイシンがBCAA(Branched Chain Amino Acids、分岐鎖アミノ酸)と呼ばれていて、筋肉中のタンパク質分解を抑えたり、筋肉の合成に必要だったり、運動時にはエネルギーを作るための原材料として利用されると考えられています。

サプリメントのパッケージによく書いてありますよね。これです。

 

細かくはいつものように大幅に省略しますが、人間が運動も含む生命活動のためのエネルギーATPを作る回路には「解糖系」、「TCAサイクル(クエン酸回路)」、「電子伝達系」の3つがあって、長時間の運動や強度の高い運動を続ける場合、体内に貯蔵しているエネルギーだけでは足らないため、筋肉を分解してアミノ酸化、それをTCAサイクルで使ったり、糖新生でグルコースを生成したりしています。

 

そのため、ざっくり書くと「運動すると筋タンパク質の分解が進むため、栄養が足りていなければ回復できないし、筋肉も付かないですよ」ってことで、逆にサプリメントを運動前や運動中、運動後に摂ることで分解を抑制したり、エネルギー源として代用したり、筋肉の修復(筋タンパク質の合成)に効率よく活用出来るってことになります。

つまり、必要なタイミングで使えなければ有功活用できないってことになる訳で、何をいつ飲むのかも大事になってきます。

で、思い出して欲しいのが、プロテイン(たんぱく質)を分解、アミノ酸にしてから体内に吸収ってことなんですね。

つまり、プロテインで飲む場合は、消化、分解にかかる時間も考慮しておかないといけません。

そんな訳で、運動の前、運動中、運動直後であればアミノ酸、食事や寝る前(寝ている間に成長ホルモンが分泌されるため)であればプロテインというのが効果的な摂取方法になります。

また、筋力アップを目指すのであれば、日常的に摂取する方が良いと思いますが、単純に筋肉の疲労軽減や疲れを翌日に残さないためなら、運動の前、中、後での摂取が良いと思います。摂り過ぎも体には負担ですし、悪いケースもありますからね。

 

と、まぁいつもの様にざっくりまとめましたが、実はアミノ酸であればBCAAの割合の問題だったり、サプリメント全般に言えますが、添加物の問題だったり、挙げればきりがない訳で、店長の結論としてはバランス良い食事が一番ってことになりますね!

という事で、いつもバランス良いおいしいご飯を作ってくれる奥様に感謝して、今回のコラムも終了にしようと思います。(なお、最後の部分はのろけている訳ではありません。どうやらコラムをチェックしているらしい奥様が読んで、旦那の株が上がることを期待しているだけです、はい。)